10月6日(水)午前に後期課程の生徒が、総合的な学習の一環として林業体験を行いました。根羽村は面積の90パーセント以上が森林におおわれ、根羽杉の産地としても有名です。村の主要産業は林業で、根羽村森林組合が時代のニーズに合わせた新しい取り組みを活発に行っています。
今年度の林業体験は、「桜を見るウッドデッキを作る」というテーマで行われました。森林組合の今村さんが講師を務めてくださいました。場所は小木曽副村長さんの畑にある桜の木の下です。
まずは、ロープワークから教えていただきました。ロープを使って下の場所から上の場所に材木を運び上げたり、下ろしたりする方法です。森で木を伐り出して搬出するときにとても大事な手段となります。生徒たちはグループに分かれてロープと滑車を使って実際に、道具や材木を上の場所に運び上げてみました。こうすると肩に担いで運ぶより簡単に資材が運べることが実感できたようです。
次に、桜の木の下に材木でちょうど2畳ほどの枠を作り、水平に置く作業を行いました。特に大事なのは基礎を作る工程です。四隅の材木の柱の高さが同じになるように調整する所を、今村さんと一緒に作業をしながら体験させていただきました。材木の枠を器具で仮止めして、インパクトドライバーでねじ止めする作業も行いました。昨年度の林業体験でもインパクトドライバーを使ったことがあるので、生徒たちは手慣れた様子で作業を進めていきました。
最後に、木の枠の中に床となる材木を敷いてねじ止めしていく作業です。みんなで交代しながら一人がねじ止めを8本ずつ行いました。完成したウッドデッキは、3色の水性塗料で塗分けられており、とてもカラフルでおしゃれな感じに仕上がりました。みんなでしばらくの間、ウッドデッキの上に座って、山を吹き抜ける風を感じたり、あたりの景色を眺めたりして楽しみました。生徒一人一人が満足感を感じている顔になっていました。
根羽学園では、このように村の主要産業を直接体験する機会を設けています。そして、この体験が根羽村に誇りと自信を持つことにつながってほしいと願っています。またキャリア教育の視点からも、林業という仕事に興味を持ち、理解を深めることを目的としています。8年生の職場体験も根羽村内の事業所に行き、村内で行われている仕事についての理解を深めるようにしています。
今回の林業体験は、「自立」に向けて村の産業について学ぶ貴重な機会となりました。お世話になった根羽村森林組合の今村さん、小木曽副村長さん、本当にありがとうございました。いつも学校の活動に快く協力していただける村の皆様に感謝です。
